本『餃子の王将』地図

『餃子の王将』社長射殺事件について

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2013年12月19日に「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(以下、王将)の大東隆行・社長(当時)が京都の本社前で射殺されました。
重要な証拠品が次々と見つかっているにもかかわらず、3年以上経ってなお犯人逮捕には至っていません。

射殺事件からちょうど丸2年も過ぎた一昨年末、事件現場に残されていた「たばこの吸い殻」に付着した唾液のDNA型が九州の暴力団関係者のものと一致していたことが明らかになった。(今頃?)

京都府警は、大東さんが暴力団やそれにつながる人物とのトラブルに巻き込まれて狙われたとの見方を強める(2015年12月13日付、朝日新聞)などと報じられ、事件と闇社会の接点が浮上。報道を受けて王将側は今年1月、自社と反社会勢力の関係を調査する第三者委員会を設置しました。

その第三者委が翌3月末に報告書を公表。そこでフォーカスされたのが、王将の創業家と密接な関係にあった70代ゴルフ場経営者の上杉昌也氏“解同のドン”といわれた男)でした。

参考文献:『餃子の王将社長射殺事件』角川文庫にも冒頭から新宿歌舞伎町の中華店で旧満州残留孤児 帰国者の老婆より憲兵隊員として派遣されていた「王将創業者・加藤 朝雄」についてのインタビューから始まっています。

解同のドン上杉昌也とは

王将創業者の加藤朝雄氏は福岡県出身で上杉氏と同郷だった。そのため王将ファミリーと上杉氏との関係が築かれていったというが、こうした関係から3代目社長の加藤氏は、上杉元同和委員長の異母弟・上杉昌也氏が経営する「福岡センチュリーゴルフクラブ」に子会社を通じて90億円の融資を行い、結果これが焦げ付いてしまったのだというのです。

「王将」を初の赤字に転落させたのは、王将ファミリーと親しい関係にあった上杉昌也氏が経営するゴルフ場への事実上の迂回融資だった。迂回のためのトンネル会社は、射殺された大東前社長が同じく社長を務めていた「キングランド」だったのです。

当時社長だった3代目の加藤氏は2000年、責任を取って経営から退き代わって王将フードサービスの社長となったのが大東氏だった。同書では「真偽は不明だ」としながら、大手全国紙記者のコメントをこう紹介しています。

「大東前社長は社長就任後、相応の金額を出して、昌也氏が持っていた王将の株を買い戻したのではないか。つまり(株を手放させることで関係を)切ったのではないか」と。

さらに事件後、在京不動産ブローカーからの話としてこんな情報を記しています。

「昨年暮れから『福岡センチュリーゴルフクラブ』を、付設のホテルと合わせて30億円で買ってくれないかという話が持ち込まれているんです。なにやら上杉昌也さんは、後ろ盾となってきた九州のヤクザに追い込みをかけられ、相当焦っているとの話ですわ」

つまり、上杉昌也氏が工藤会とトラブルを起こし、それがなんらかの形で、王将に波及したのではないか。

しかし、事情はそう単純ではないようです。

捜査は進展どころか大きな壁にぶつかっており、そもそも、犯人が工藤会「現場にタバコの吸殻が落ちていて、鑑定したところ、DNAがこの組員と一致したというんですが、現場というのは、殺害場所から1km以上離れた住宅街。ここで盗難バイクが見つかっており、そこでタバコを吸って待ち伏せしていたというのが京都府警の見立てなんです。それだけで犯人とするのはかなり無理があるし、そもそも、これから殺人しようという人間がわざわざタバコの吸殻を現場に残す、というのも疑問です。しかも、府警はこれ以外にほとんど、証拠をもっていないという話ですから、今のままじゃ、立件は難しい」組員というのも確定情報ではないようなのだ。、という見方がかなり前から流れていたのだ。

また、前述の「フライデー」1月1日号も、以下のような捜査関係者のコメントを掲載しています。

「地元の暴力団関係者に聞き込むと、『A(捜査線上に上がっている組員のこと)は荒事に自ら手を染めるような人間じゃない。他団体などとの外交を担うタイプで、実行役をするとは思えない』という。Aは事件当日のアリバイを主張しているうえ、タバコを吸わないという情報もある」
つまり、今回の事件は、全く別の何者かが、以前から囁かれてきた噂を利用して仕組んだ可能性もあるということだ。王将をめぐる闇が明かされるのには、まだしばらく時間がかかりそうです。

別記事より京都府警は福岡市警との合同捜査を望んでいたが、福岡市警は工藤組についてのこれまで積み上げてきた物証を反故にする恐れもあり、捜査はのぞまなかったようなのでした。

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