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テーマは働く人々の意識改革

(TBS火曜ドラマ公式サイトより)

「長時間労働」「サービス残業」その先に起こりうるかもしれない「過労死」
長時間労働の是正や雇用形態にかかわらない公平な待遇を目指す「働き方改革」が近年、多くの関心を集めています。
このドラマは、同名小説を原作に、特に注目を集めている「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフワーク・バランス”  について描きます。
厚生労働省が声を上げても、「理想と現実は別、残業は仕方ない」と諦めている人や、「残業する美学」を持つ人々も多数存在するのが今の日本社会。 そんな現代の日本で “定時で帰る” “残業しない” をモットーに生きる新世代のワーキングガールを主人公に、曲者ぞろいのブラック上司や同僚たちの間で奮闘しながら、毎日に小さな奇跡を起こす。
現代社会が抱える、曲がった仕事観や恋愛・結婚観、人間関係、ブラック企業問題、孤独死などの身近にある様々な社会問題を考え直し、「何のために働くのか?」「自分を大切にすること」「仲間を大切にすること」などのシンプルなメッセージを伝えていく。


原作は、自身も会社員を経験し、作品ごとの徹底的な取材と軽快な筆致による作風で人気を博している朱野帰子のお仕事小説『わたし、定時で帰ります。』(新潮文庫刊)
発売当初から、今までのお仕事小説とは一味違うと、20、30代の働く男女を中心に幅広い世代の読者から人気を博しています。

あらすじ

主人公・東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。
過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。
理由が無ければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。
行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。
だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。
ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、双子を育てるワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そして悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)
彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか──?

相関図

私の記憶---金融機関の残勤時間

私の記憶ではバブル期を境にして残業時間は徐々に改善していったように感じます。
バブル期までは通常平均退店時間は8時~9時くらいでした。
ただ金融機関は4年に1度 日銀と金融庁(旧大蔵省)の検査が交互にやってくるため、その時期1か月程は毎日12時前後でした。

何のために、検査時期には残業が増えるのかといえば、
◎ 各金融機関が融資をしている企業先がその融資額に見合った業績を達成しているか?
◎ 企業規模に見合った融資額であるか?
預貸率が適正であり、融資額に問題はないか?
要は銀行に不良債権がないか?の検査であり、あらかじめ銀行が作成した企業先個々の『格付け』が適正であるかどうかの検査なのです。(他にもコンプライアンス・リスク管理についてやITガバナンスについての検査項目はあるが、主は不良債権です)

なのでこの時期になると、各担当の事業先の正確なバランスと格付けの見直しを行い、検査用の提出書類をまとめ上げるわけです。

バブル期にはも終わり、2006年1月 UFJ銀行と三菱銀行の合併した頃には残業時間は徹底されていて、支店の最終施錠時間が定時より1時間遅れた場合、〇〇点のマイナス点が付加されるといった店舗評価に繋がっていきます。

私達営業は退店時間の10分前になると、机の下に用意したバッグに企業先の稟議書や本部通達書を無造作に放り込み、『お持ち帰り』していました。

大昔  営業出たての頃、自宅に帰って「11PM」を見ながら稟議書を書いた記憶がありましたが、つい最近まで同じような事を繰り返していました。

以降 帰宅の電車内に機密書類の置忘れや情報流出等の事件が多発し、持ち帰り禁止となっています。


このドラマを見て感じたこと

★ 笑いを誘うようなドラマかなと思って見たが、結構シリアスなドラマで見ごたえもありました。

★ NHK朝ドラのキャストが再集合したような喜びでした。
花子とアンの吉高さんゲゲゲの女房の向井さん、マッサンの江口さん、ひよっこの泉澤さんにシシドさん、まんぷくの内田さん

★「定時退店や有給消化の理由を聞いてはいけない」これは知りませんでした。

★シシドカフカさん演じる三谷ディレクターの言動は昔良く自分も言われたと懐かしく思いましたが、これを新入生に話しても『うざいおばさん』にしか映らないでしょう。

★ ドラマなので少々非現実的でもスカッとする場面も欲しかった。
お互いが持論を連発するだけで、解決に至らず見ている側のフラストレーションが溜まってしまいます

まだ第一回目だけなので、続けて楽しみに観ます!

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