日本対アイルランド戦
世界ランキング9位(9月26日現在)の日本代表に対しアイルランドは同2位の強豪で、今大会の優勝候補の一角だった。
9月28日プールA屈指の難敵をどのように攻略するか、日本代表の戦いぶりに注目が集まった。静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムには47,813人もの大観衆が詰めかけた。
途中出場した福岡堅樹(ふくおか けんき)選手の逆転トライで、見事に世界2位のアイルランドに16-12で日本は歴史的勝利しました!!
試合動画:https://teamrugby.jp/video/212/
ラグビールール基本の基本
ラグビー観戦で役立つ基本ルールやポジションの役割、ティア1/ティア2などについては『わかばさんのブログ』をご参照させていただきました。わかりやすく解説しておられ、各ポジションの日本の代表選手まで書かれていて面白く読ませていただきました。
ラグビーのルールは基本簡単なのですが、細かいルールは全日本の選手でも把握できていないくらい複雑です。
また毎年ルールが変わるのは、少しでも危険なゲームを避けたいが為のものです。このことがルールをより複雑にしているわけです。
でもわかばさんのブログで基本が解れば十分観戦はできますヨ(笑)
福岡 堅樹選手のプロフィール
名前:福岡 堅樹(ふくおか けんき)
生年月日:1992年9月7日(2019年9月現在 27歳)
出身地:福岡県古賀市
身長:175cm 体重:83kg
宝物:実家の愛猫 るーくん
所属:トップリーグパナソニック ワイルドナイツ
主なポジション:ウィング(WTB)
日本代表キャップ:35(2019年9月現在)
来年オリンピック出場を目指し、以降は引退し医師の道へ
日本代表のキーマンに挙げられる快速が武器のウイングだ(100m 11秒前半)。このスピードスターは、異色の「未来」を目指している。
来年の東京オリンピックに7人制ラグビーでの出場を目指し、そのオリンピック後は医学部に入りなおし、幼少の頃からの夢である医師の道を志すと公言しています。
そんな文武両道のラガーマンがどのようにして生まれたのか興味深いところです。
福岡県で暮らす両親は父が歯科医、祖父が内科医という医師一家。だが、父・綱二郎さんは息子に一度も医者になることを強要したことはなかったそうです。
「“医者になれ”とは一度も言ったことはありません。もちろん、歯医者になれ、とも。どんな職業に就こうが、本人がやりたいことを見つければいいと思っていたので」
5歳で始めたラグビーでは常にトップレベルで活躍する一方で、地元・福岡県内でも有数の進学校・福岡高校(偏差値70)へ進学。浪人はしたものの、1年後、筑波大学情報学群に合格。一体、どのように育てられ、どんな勉強をしてきたのかは、子を持つ親はもちろん、誰もが気になるところでしょう。
英才教育というよりは、きっかけ作り
両親は、幼い頃からスイミング、ラグビー、ピアノ(3歳から中学3年まで)、習字など、様々なおけいこごとをさせるなど、可能性を広げる試みは惜しまなかったようです。
「小さい頃にいろいろなことをやらせてみて、“これは向いているかもしれない”と、方向を示すようなことはしていたかもしれません」(母・のぶさん)
特筆すべきは、時間の使い方のうまさ
「幼い頃から少ない時間を有効に使うことが上手でした。家では全然勉強していませんでしたね。中学になると塾にも行き始めましたが、塾で勉強していただけで、家ではしていなかったと思います」
自分で決めれば、人のせいにしない
両親が2人の子供を育てる上で大切にしていたことは、彼らの選択や決断を最大限に尊重することだった。
「何かを決断するときは必ず自分で決めさせるようにしていました。もし、人に何かを言われて決めてうまくいかなかったら、絶対に人のせいにしてしまいますからね。もちろん相談されれば意見は述べますが、最終的に決めるのは自分だよ、といつも言っていましたね。進学に関しても、そんな感じだったと思います」(綱二郎さん)
福岡が医師への志を固めて迎えた、大学受験の時も同じだった。
「最初から1年浪人するのは覚悟の上でした。1年目は筑波大学の医学部しか受けないということでしたが、成績的にはとてもじゃないけれど合格するレベルではなかった。ですから、本人も落ちたことはショックでもなんでもなく、とにかく浪人して頑張ると前向きに切り替えていました」
浪人期間の勉強で、筑波大学医学部合格圏ギリギリのラインまで到達。しかし、残念ながら前期入試では不合格となった。その後、予備校の先生からは、少し大学のランクを落としてもう1年挑戦すれば医学部合格の可能性があるとアドバイスを受けるが、それを断った。
「(浪人していた)1年間、ラグビーができなかったことや同級生が活躍する姿に焦りを感じたんでしょうね。このままもう1年浪人したら、トップレベルでラグビーができなくなる、と考えたからだと思います」(綱二郎さん)
後期入試では筑波大学情報学群を受験し、合格。医学部は大学が終わってからでも受け直すことができるし、出来たらそうしたい――福岡は両親へそんな自分の思いを伝えたのでした。
あれから8年――。8月29日、W杯に挑む最終登録メンバー31人に選ばれた。さらに来年は7人制で東京オリンピック出場を狙う。ラグビー選手としての集大成と位置付ける1年を最後に、現役からきっぱりと退き、自らが決めた〝医師〟という新たな道へと歩み始める。綱二郎さんは目を細めて語るのでした。
福岡選手に彼女は?
2019年6月放送の「踊る!さんま御殿」に出演した際、彼女はいないと言っていました。
しかし大学時代は彼女がいたそうですが、合宿などで忙しく、月に一回しか会えなかったそう。
オフの時にはドライブに連れて行ったり、サプライズで誕生日ケーキを用意したりとしてみましたが、
8ケ月でフラれてしまったそうです。
会った回数も少ないため、「思い出が少ない」と言われてしまい、とても傷ついたそうです。
私も息子が高槻ラグビースクールに入ってからなので、もう20年近くのファンです。
神戸製鋼の部室の屋上でBQパーティーに招待してもらった思い出もありました。
アイルランドの選手が試合後 勝者日本を称える “ノーサイドの花道” に感動し何回見ても涙が出る思いでした
日本代表、サモア戦はダブルキャプテン2019.10.05
リーチの負担減で必勝態勢へ
FW(フォワード)、BK(バックス)を問わずフィジカルバトルに勝つというテーマがチーム内で共有されていることがわかります。
「フィジカルで真っ向勝負」が、この試合の見どころであり、勝敗を分けるポイントでした。
メンバー発表の会見でそのような発言以上に注目を集めたのが、キャプテンのFL(フランカー)リーチ マイケル(東芝)が開幕のロシア戦以来の先発復帰を果たしたこと、しかし、その名の横にキャプテンマークがついていなかったこと。ゲームキャプテンはアイルランド戦に続いて、FLピーター・ラブスカフニ(クボタ)が務めることとなった。

ジョセフヘッドコーチが、その意図を説明
ラピース(ラブスカフニ)が(ゲーム)キャプテンですが、前回(アイルランド戦で)リーチをベンチにしたのは、プレー面をしっかりしないといけないためです。だから、彼にのしかかるプレッシャーを軽減しました。ラピースがゲームキャプテンをすることで彼(リーチ)は非常にフィールド内でいい働きをしてくれるようになり、チームをよく引っ張ってくれています。リーチがチームのキャプテンであることは間違いないのですが、彼の負担を軽減することによって、彼をラグビーに専念させます。それはこの大会において重要なことです。
ジョセフHCに続いて取材に応じたリーチは、ゲームキャプテンのラブスカフニとの役割分担をより詳しく明らかにしています。
外側(ブラインドサイドFL)の僕よりも彼の方が(オープンサイドFLとして)ボールに近いし、レフリーとのコミュニケーションが取りやすい。ラック周辺の指示もすぐできます。そこで、ふたり合わせてチームを引っ張っていくことになりました。彼がゲームキャプテンで僕がチームキャプテン。今週の準備もふたりでスムーズにできました
つまり、ゲームキャプテンはラブスカフニだが、リーチのチームのキャプテンとしての立場や務めは変わらないということだ。レフリーとのコミュニケーションなどゲームキャプテンとしての仕事をラブスカフニに任せた分、「負担が少し軽くなりました」と語ったリーチの表情は、普段の試合前よりもやや朗らかに見えました。
ふたりの「ダブルキャプテン」 ジョセフHCの秘策の成果は、昨夜のサモア戦でも明らかになったのでした。