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ドラマや映画総ざらい

7月22日に32歳の誕生日を迎えた吉高由里子。2006年に『紀子の食卓』でスクリーンデビューして以来、スター街道まっしぐらのキャリアを振り返ってみた。

2006年にレンタル家族を題材にした園子温監督の映画『紀子の食卓』で早々に第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞に輝き、女優としての素質を見せつけた吉高。同作では姉(吹石一恵)を追って家出をする女子高生にふんし、クライマックスの号泣演技が話題を呼んだ。同監督の作品には、ドラマ「時効警察」第6話にも出演し、母親思いのけなげな女子高生を好演していた。

2008年から出演作が急増し、坂元裕二脚本の「太陽と海の教室」で織田裕二演じる高校教師の生徒役で月9出演。クールで大人びた茶髪のギャルという役どころで注目を浴びた。そして同年、故・蜷川幸雄監督が金原ひとみの芥川賞受賞作を原作にした官能サスペンス蛇にピアス』で映画初主演。吉高のキャリアの中でも重要な作品で、ギャルファッションに身を包みボディピアスやタトゥーにはまっていく孤独なヒロインを体当たりで熱演。高良健吾、井浦新を相手に大胆なラブシーンにも挑み51回ブルーリボン賞ほか数々の映画賞で新人賞に輝いた。

先に挙げた作品群はシリアスなものが多かったが、あどけなさの残る浮世離れした雰囲気が持ち味の吉高は“不思議ちゃん”なキャラクターも得意分野。時効警察」で知られる三木聡監督の映画『転々』(2007)では、独特な味覚センスを持つ天然キャラふふみ役でオダギリジョーや三浦友和らベテランの中で強烈な存在感を発揮。同監督が名を連ねたドラマ「トンスラ」(2008)ではスランプに陥った美少女作家役で温水洋一と絶妙なコンビネーションを見せている。また、2011年の主演映画『婚前特急』では5人の彼氏と同時に交際しながら結婚相手探しに奔走するOLという、ともすれば反感をかいそうな役柄を嫌味なく好演して第33回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞。吉田修一の同名小説に基づく横道世之介』(2012)ではピュアなお嬢様がはまり役となり68回毎日映画コンクール女優助演賞などに輝いた。

一方、小栗旬、水嶋ヒロらと共演した「東京DOG(2009)や、香里奈、大島優子らと共演の「私が恋愛できない理由」(2011)などの月9でお茶の間人気もアップ。2013年の「ガリレオ(シーズン2)」では、前シーズンの柴咲コウからバトンタッチして福山雅治演じる天才物理学者・湯川学に捜査協力を依頼する刑事に。柴咲版ヒロインに比べて、よりコミカルなキャラクターとなり堅物の湯川との凸凹なバランスが際立った。

2014年放送の朝ドラ「花子とアン」でヒロイン(「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子)に抜擢されてからは連ドラ主演が急増。「東京タラレバ娘」(2017)、「正義のセ」(2018)、「わたし、定時で帰ります。」(2019)、「知らなくていいコト」(2020)と4年連続で主演を務め、脚本家、検事、WEBディレクター、週刊誌記者などさまざまな職業のキャリアウーマンを演じた。

今秋には、横浜流星とダブル主演を務める『きみの瞳が問いかけている』(10月23日公開)が公開。チャールズ・チャップリンの『街の灯』にインスパイアされた韓国映画『ただ君だけ』を原作にした純愛ラブストーリーで、吉高は不慮の事故で視力と家族を失ったヒロインにふんする。また「東京タラレバ娘」の3年後を描くスペシャルドラマも今秋放送予定。(編集部・石井百合子)

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