音楽との出会い
私が小学校低学年の頃、ラジオで毎日ほど聴いていたのがペギー葉山さんの番組でした。
学校で歌うような唱歌でなくて、ジャジーな流れのメロディは不思議と心地よかった記憶があります。
当時 家のポータブルラジオの名前もペギーだったので、当時はかなり人気のあった歌手だったのだと思います。
彼女のヒット曲「南国土佐を後にして」だったのですが、それより「ケ・セラ・セラ」(ドリス・デイのカバー)の方が好きでした。
本日(2017.04.12) 肺炎のため亡くなられました。ご冥福をお祈りします。
それから間もなくして、西田佐知子さんの「コーヒールンバ」をソノシートで聴いていました。

これも彼女のヒット曲「アカシアの雨がやむとき」よりも自分好みでした。
毎月、音楽雑誌「平凡」や「明星」を買い込んでは付録のソノシートを聴くのが当時の私にとって、ささやかな贅沢でした。
レコードはまだ高くて私のお小遣いでは買えなかった時代です。(1960年当時ドーナツ盤が¥290-~¥330-)
また、当時インスタントジュースの出始めでした。
バヤリースや三ツ矢サイダー、プラッシーなどは古くからあったのですが、粉末ジュースが
出だしました。
エノケンのCMで『渡辺のジュースの素』が大ヒットしました。
またインスタントコーヒーもこの頃だったと思います。
MJBコーヒーは戦前からありましたが、インスタントコーヒーが庶民の口に入るようになったのもこの頃ですね。
『アラビカコーヒー』が一般的でした。まだネッスルとかが出る前ですね。
『ザ・ヒットパレード』『シャボン玉ホリデー』『ザ・ビートルズ来日公演』
1959年よりTVでは『ザ・ヒットパレード』が始まり、また1961年からは『シャボン玉ホリデー』が始まり毎週TVに釘付けになってました。以後の『ミュージックフェア』『夜のヒットスタジオ』に代表されるフジテレビの音楽番組史の基礎を築いた番組であり、洋楽オンリーの番組でした。
ミッキー・カーティスや尾藤イサオ・ザ・ピーナッツ等のレギュラー出演者とゲストの出演者での格調高い洋楽番組でした。
『シャボン玉ホリデー』では毎回 番組ラスト5分には、ロス・インディオス・タバハラスのギター・デュオ「スター・ダスト」が流れ、クレイジー・キャッツのハナ肇とザ・ピーナッツの掛け合いコントで終わるといった番組でした。
ザ・ビートルズ来日公演
NHK朝ドラ『ひよっこ』でも今まさにBEATLES来日公演の頃を取り上げていますが、チケットの入手がそんなに大変だったとは思ってもいなかったのでした。
1966年6月 私が中学2年の時に起こった大事件が『ザ・ビートルズ来日公演』でした。
家の隣に住んでいた叔父さんが、商社(丸紅飯田)にお勤めで名古屋の赴任先から毎週末には大阪に帰ってこられ、いつも家でトランペットを吹いてられたのですが、私もブラスバンドでトランペットを吹いたこともあり、毎週音楽の話ばかり良くしていました。
それがたまたま武道館のビートルズ公演に連れて行って頂くことになったわけです(ラッキー!)
当時はまだ新幹線が開通しておらず、たぶん汽車か電気機関車で行ったのだと思います。
翌年の修学旅行は汽車で東京でした。
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